虐待と判断し病院が異例通報 継母逮捕の女児死亡事件(産経新聞)

 兵庫県三田市で長女に暴行したとして継母の寺本浩子容疑者(27)が逮捕された事件で、長女の夏美ちゃん=当時(5)=が暴行の5カ月後に頭を打ったとして救急搬送された際、病院は虐待を受けた可能性が極めて高いと判断し、三田署に通報していたことが12日、関係者の話で分かった。寺本容疑者は「娘は転んだ」と説明。夏美ちゃんは搬送の5日後に亡くなっており、県警は死亡の経緯についても詳しく調べている。

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 関係者によると、夏美ちゃんは逮捕容疑となった暴行の5カ月後の昨年11月24日午後3時50分ごろ、三田市の自宅マンションで頭を強く打ったとして病院に搬送され、その5日後に急性硬膜下血腫のため死亡した。寺本容疑者は搬送の際、救急隊員に取り乱した様子で「長女はベランダで遊んでいて転んだ」と説明していたという。

 しかし、夏美ちゃんのけがは転倒事故としては明らかに不自然な上、症状も重く、搬送先の病院は「虐待の可能性が高い」として三田署に通報。虐待が疑われるケースでも、児童相談所など行政を通じてではなく、警察に直接通報するのは異例だという。同署は夏美ちゃんの死後、司法解剖を行った。

 寺本容疑者は昨年6月24日に自宅マンションで夏美ちゃんの顔をたたくなどして約1週間のけがをさせたとして、傷害容疑で11日に逮捕された。

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